着物を着る時のコートの種類について

着物を着る時のコートの種類について

もう間もなく暦の上では春となりますが、まだまだ寒さが続きますよね。
お洋服では寒い時期はコートやダウンなどを着こみますが、着物の時はどうしたらいいの?

今回は、「着物の上に着るもの」についてお話ししていきます。

着物でもお洋服と同じようにコートがあります。

種類や着ていくシーンは衿の形によって様々です。
今回は代表的なものを紹介します。

道行

無地や無地に近い場合は、着物が第一礼装から着られるフォーマル用になりますが、小紋柄や紬地の道行はカジュアル用となります。

道中着

略礼装から普段着まで幅広く着ることができます。
ただし、小紋柄や紬地の道中着はカジュアル向けとなります。
幅広く着られることやスッキリした着姿になることから選ばれる方が多い衿の形となります。

羽織

羽織は洋服で言うとカーディガンのようなもの。
室内でも着用することができ、カジュアル向けとなります。
普段に着物を楽しみたい方に人気です。
前が開いている衿の形なのでコーディネートが見え、お洒落さんにピッタリです。

 

コートはどうして着るのか?

コートは防寒のため、着ている着物を守るため、お洒落のため、そしてマナーでもあります。

防寒

お洋服と同じように着物をお召しになっている時もコートを着ます。
お洋服と同じようにウール素材やカシミヤ素材のコートもあります。

着ている着物を守る

着物を着用していると電車や車に乗られることも多いと思います。
どれだけ気をつけていても乗り降りや乗車時の擦れや、思いがけない汚れが付いてしまうこともあります。
大事なお着物を着て、訪問先で擦れや汚れを見つけると慌ててしまいますよね。
大事なお着物や帯を守るためにもコートをお召しになられた方が良いでしょう。

道中で一番目に触れるのはコートですよね。
着物毎にコートも変えられるといいですが、なかなかそうもいきません・・・
だからこそお気に入りを大事に着ていきたいものですね。

【関連記事】雨の日の着物の着用について

マナー

着物や帯だけの姿で外を出歩くのはあまり好ましくないといわれています。
特に正式な場に行く時はコートはなるべく着ていくようにしましょう。
訪問先では玄関先でコート類は脱ぎ、それからご挨拶なさるといいでしょう。
それは訪問先に塵を持ち込まないという、お相手に対する配慮の気持ちとなります。

いかがでしたでしょうか?今回は「着物の上に着るもの」についてご紹介いたしました。

コートひとつにしても様々な役割があります。
「着物」となると難しく考えがちですが、寒い時は上物を着る、玄関先では脱いで訪問する、などお洋服と同じなんです。

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