

京都で生まれた 美しいマーブル模様「墨流し染」。 1000年以上続く伝統の墨流し染めは、水面に染料を浮かべてその自然な広がりや描いた模様を写し取る染色技法です。水の自然な流動性と職人の手作業により生まれる可変的な美しさは一つとして同じものがありません。 その始まりはさかのぼること平安時代、水面に墨と松ヤニを浮かべその柄を和紙に写し取り和歌をしたためて楽しんだという貴族のお遊びでした。その後、江戸時代には大衆の文化として広まり、紙だけでなく布を染める技術の研究が重ねられ、現代の布を染める技術が完成し現在の「墨流し染め」が出来上がりました。 墨流し染の染色技法の変遷の延長上に、現代の名工として活躍した薗部正典氏が創り出す現代の墨流し染があり、現在、薗部染工事業部が想いを受け継いでいます。 十数メートルを一度に描き、生地にうつしとるのは、繊細な神経と熟練した技が必要で、現在でも描くことができるのはごくわずかな職人だけです。


2025年11月
心斎橋店
2025年9月
福岡天神店