タイプ別!半巾帯の結び方をまとめてみました

タイプ別!半巾帯の結び方をまとめてみました

花火大会や夏祭りなど夏は楽しいイベントで盛りだくさんですね!そんな夏が近づいてくると浴衣を着ておでかけしたくなる方も多いのではないでしょうか?
浴衣を着るということで浴衣に合う半巾帯で締める方がいらっしゃるかと思います。半巾帯にもいろいろな結び方があり、今回はタイプ別に半巾帯の結び方をまとめてみました♪※すべて帯板を巻いた状態から始めます。

簡単な結び方

乙女矢の字アレンジ結び

帯結びが苦手な方や時短で帯を結びたい方におすすめ◎
3m程の短めのものでも結ぶことができるアレンジになります。
※クリップをご用意ください。
※この結び方の動画はこちらから

1.帯巾3つ分の長さを取ります。

2.帯巾3つ分のところを持ったまま半分に折り、帯巾3つ分のところで輪の方をクリップで留めます。

3.輪を内側にして帯板の上線にクリップで留め、手先を左肩に掛けます。

4.右手でクリップを押さえて左手で垂れている帯を持ち上げて三角を作ります。

5.そのまま帯を2周巻きます。

6.右手で右脇の帯の下線を持ち、左手で最初の折り目の三角の角に指をかけて三角が崩れないように右手を外に引き帯を締めます。

7.帯が緩まないようクリップは右脇の下線部分に留め替えます。この時帯板までまとめて留めておきます。

8.肩に乗せていた手先を引っ張り左側にずらします。

9.手先を輪が下になるようねじって反転させます。

10.帯の結び目を真ん中にするため手先を少し左側にずらし、タレのある方を手先に被せて結びます。結び目の上が綺麗になるように整えます。

11.垂れているタレの方の帯を約1m~1m5cmのところで折り上げ脇に留めているクリップを留めます。

12.手先を左上に向かって折り上げてタレを被せ、折り上げた間に通して途中まで引き抜きます。

13.タレに留めているクリップを下から結び目に通します。

14.クリップが中心になるように形を整えます。

https://www.youtube.com/watch?v=ByBoNo1alDM

華やかな結び方

アイリス結び

少し長めのものだと花びらが多くなるのでボリュームが出て可愛くなります!
※腰紐とクリップをご用意ください。
※この結び方の動画はこちらから

1.クルット帯板をしっかりと締めます。

2.半巾帯を半分に折り、輪を上に持って腕の長さ程の手先を測って取ります。

3.中心をクリップで帯板と一緒に留めます。輪を内側にして手先を左肩に掛けます。

4.右手でクリップを押さえて左手で垂れている帯を持ち上げます。

5.そのまま帯を2周巻きます。

6.右手で右脇の帯の下線を持ち、左手で最初の折り目の三角の角に指をかけて三角が崩れないように右手を外に引き帯を締めます。

7.クリップは右脇の下線部分に留め替えます。

8.クリップの所から中心にかけて内に折り込むように斜めに折り上げます。帯の結び目を真ん中にするため肩に乗せていた手先を少し引き抜き左にずらします。

9.タレのある方が上になるよう重ね、間から少し引き抜きます。

10.引き抜いた輪の中に左手を入れ、右手で手先の輪を外に引き、締めます。左手を入れていた輪の外側を持って引き上げ、右手を下に引き下ろすと結び目が締まるのできつく結んでください。(輪が大きくなってしまったら下に垂れているタレの方を引っ張ると輪が小さくなります。)

11.左手を輪に入れたまま、右手で手先の方の1/3の場所を持ち、左手のある輪へ通します。手先を残すように引き抜いていき、ご自分の肩幅を目安としたリボン幅を作ってください。

12.リボンの結び目を右手で上から持ち、左手で垂れている帯を引くと結び目がきつく締まります。下に垂れている帯は勝手に緩まないようしっかりと結び目付近まで開きます。

13.腰紐の中心を帯の結び目の下に当て背面で交差させて前で結びます。背面は帯の上に、前はリボンの下に腰紐がかかるように結んでください。腰紐の結び目を背中へと回します。

14.右手を帯の下線に合わせて垂れている帯を折り上げます。

15.リボンの上で再度折り返し端まで上に重ねるようにじゃばらに折ります。

16.じゃばらに折り畳んだ帯をまとめて腰紐に通します。じゃばらに畳んだ帯が重ならないように左右にずらします。帯同士の重なりが少なく離れていた方が華やかに見えるのでボリュームが欲しい方はリボンを開いてください。

17.クリップを外し、帯を帯板ごと右に回します。

18.腰紐を一度解き左右に持ったまましっかりと引き締めます。

19.腰紐を結び直し帯板の中へ押し込み隠します。

https://www.youtube.com/watch?v=hp3zosRk3CU

落ち着いた結び方

カルタ結び

膨らみのない結び方なので長時間座る時にもおすすめ◎
硬い帯や、出先で着付け道具を使わずに締め直すこともできるアレンジになります。
※クリップをご用意ください。
※この結び方の動画はこちらから

1.裏面を上にして左肩に掛けます。この時タレの長さは155㎝程に調整します。

2.お腹のところを手で押さえ肩に掛けていた帯を外して三角に折ります。折り目を手で押さえておきます。

3.手を入れ替えながら帯を一周巻きます。折り目の上に被せると安定するので手を離しても大丈夫です。もう一周巻き、タレの方が下に垂れている状況が正解です。

4.右手で右脇の帯の下線を持ち、左手でタレの角を固定してしっかりと帯を締めます。

5.右手に持っていた帯を左脇まで回します。

6.タレを上から帯と伊達〆の間に通します。タレ先から入れるのがコツです。鏡を見ながら形を整えます。

7.帯を左手で引っ張りながら右手で下に引きます。帯が真っ直ぐになるようにしてください。

8.緩まないように左手で持っていた帯を折り返します。折り返すことで帯がストッパーになります。

9.下に垂れている帯巾+左右5cm程の少し広い巾間隔で上に重ねるようにじゃばらに折り長さを確認します。肩巾より狭い方が可愛く見えます♪

10.最後の折り目を持ち、先程の間隔で内側に巻いていきます。

11.下に垂れている帯を持ち、上から帯と伊達〆の間に通します。

12.タレを作る場合は柄を決めてタレ先を折り込みます。

13.帯を回すときは真ん中をしっかり持ち、必ず右回しで回してください。真ん中を掴んだ手が背中の中心まで回れば完成です!

https://www.youtube.com/watch?v=7NM2wnBYeJI

半巾帯についてもっと知りたい方は⇒【半巾帯について】を詳しく見る

いち利着付け教室では、半巾帯の帯結びもお教えします!

いち利着付け教室では、フォーマルで着用する袋帯や名古屋帯の結び方もお教えしておりますが、半巾帯のレッスンもございます。
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