着物のサイズのお直しはどこまで可能なのか

着物のサイズのお直しはどこまで可能なのか

譲り受けたお母さまやおばあさまの着物や、知り合いからいただいた着物など綺麗な着物で自分も着てみたい!と思うものの、いざ着物に袖を通して見ると、裄が短かったり、前幅が足りなかったりということもあるかと思います。
大事に取っておいて日の目を浴びないのはもったいないので、自分の体型に合うようお直しをして、大切な思い出のあるお着物をお召しになりませんか?
今回は着物のサイズのお直しについてご紹介いたします。

お直しでどんなことができるの?

まずは、どのようなお直しが可能なのかお手持ちの着物を確認しましょう。
基本的に「身幅」「身丈」「裄」「袖幅」「袖丈」「褄丈」「抱き幅」「衽幅」「衿幅」などのサイズを変更することが可能です。短い場合は着物の縫い代部分を伸ばしたり、逆に長い場合には生地を中に多く折り込む(内揚げ)ことで調整をしていきサイズを合わせていきます。

身丈に関して長い場合は約3寸~最大約6寸まで折り込んだりと調整が可能ですが、短い場合はどの丈や幅でも縫い代分によるため、完全に希望の長さに変更できない場合もあり、一部着物をほどき確認してもらう必要があります。

寸法の確認の仕方に自信のない方は⇒【タンスに眠る着物は再利用できる?】を詳しく見る

お直しには二種類ある?寸法直しと仕立て直しはどう違うの?

寸法直し

お直しの方法には、「寸法直し」と「仕立て直し」の2種類があります。
部分的な調整は一般的に寸法直しと呼ばれ、着用されていた方と身長や腕の長さが違う場合や、体形が変わってしまった場合に、寸法を詰めたり伸ばしたりするのが、「寸法直し(サイズ直し)」になります。

仕立て直し

仕立て上がっている着物を一旦ほどき、洗い張りをしたうえでもう一度仕立て上げる作業のことを「仕立て直し」と呼びます。一度、仕立てた全ての縫い目の糸をほどくので、仕立て直す際には自分の体型に合ったサイズで仕立てることが可能です。
また仕立て直しは、着物の匂いや汚れが気になっていたとしても、着物全体を生地にして洗うため、気になっていた防虫剤や箪笥の匂いが軽減され、光沢や風合いもずっと寝かしていた状態よりも綺麗になります。

お直しの費用はどのくらいかかる?お直し料金表

着物のサイズを直して使用することができるなら、お手持ちの着物をすぐにお直しに出したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで、お直しの種類やお直しに関連するサービスに応じた価格帯を弊社のものを参考にまとめてみました。

 

お直しに関する体験談

銀座いち利の着付け教室では、自宅や実家で眠っている着物を持ち込みされ着付けの練習をされる生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
お母さまやおばあさまの着物を自分サイズにお直しをされたり、そのままお召しになられたりと、その着姿を見た家族から喜んでもらえたという嬉しいお話をよく伺います。

洋服ではあまりありませんが、着物はお直しをすると3代以上にわたって受け継がれていくことも多く、そこに着物のよさがあるように感じます。
保管していた着物を無碍に扱わず、引き継がれてまた大切に着てもらえる嬉しさや、お召しになる方も思い出深い大切な着物に袖を通すことができる喜びがあるかと思います。
世代を超えて着物を大切に保管しお直しをしながら受け継がれていくことは、双方にとって感慨深く素敵な思い出になるのではないでしょうか?

いち利着付け教室では、お直しに関するご相談を承ります!

譲り受けた大切なお着物をもう一度お召しになるために、お直しを考えられる方も多いかと思います。
お直しといっても、どこの部分をどこまで直したらいいのか自分では判断出来ないこともあるかもしれません。そもそも着付けによる調整だけでお直しをする必要もない可能性もあります。
いち利では着付けだけでなく、お直しやお直しに関するご相談も一緒に承っております。

まずは無料体験に気軽にご参加くださいませ。
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